前代未聞!! 
1月5日復職の日。会社が休みに!

「会社と組合は、労使紛争の終結にあたり、今後、対等で良好な労使関係を構築するために努力を惜しまず
会社の発展と生産、営業の効率化と改善、従業員の雇用・労働条件の維持向上のために協力することを相互に確認する。」


2011.12.2 和解調印で取り交わした和解協定書の前文に記されている文章を抜粋しました。




◆誰もいない会社にて...

会社と組合の間で争議の和解が成立して、2012年 1月日 いよいよ復職の日を迎えた。
この日を復職の日に決めたのは会社側である。
それを信じられないことに、休日にしてしまった。
どの企業にとっても1年のスタートを切る最初の日は重要なはずだ。
その日をいとも簡単に休日にしてしまった。
さらに驚くべき事実として、この日が休みになることを組合に連絡したのが前日のメールであった事だ。
これまで積み上げてきたお互いの信頼関係が大きく崩れる日になってしまった。


私達を拒むかの如く置かれるバリケード




続々と駆けつける支援者たち(AM7:20頃)



SST支部の組合員の晴れの復職を送り出すため、沢山の支援の方が集まってくれました。
総勢30名以上の方々が、朝早くから駆けつけてくれました。
(私が会社に到着したとき、沢山の車が停まっているのが見えたので本当に有難い気持ちになりました。)
しかし、大半の人が今日、会社が休みになった事を知らずに来たので、事実を知った際は怒りを通り越しあきれていました。


SST支援共闘会議 金子事務局長、松本議長

SST支部支援共闘会議 松本議長ら、信じられないこの日の対応に怒り、憤りを強く語りました。

県争議団団長 米元さん
(明治乳業争議団)
JAL原告団 飯田機長 JMIUオリエンタルモータ- 岩田さん


県内の争議を抱える仲間も激励に駆けつけてくれました。
去年の祝福ムードとは一転、SST社の態度に厳しい表情を見せる一幕も...



支援の皆様。(感謝!)



当該支部組合員 記念撮影


当該一同 記念写真を撮りました。
誰もいない会社を背景に...

しかし、沢山の支援者に囲まれ、本当に恵まれていると思いました。
私達のために喜び、怒り、悲しんでくれる人たちが沢山います。
この日を決して忘れません。


JAL客室乗務員原告団 桑原さんより花束贈呈



花が似合う男? 諏訪委員長決意表明


参加していただいた皆様、朝早く寒い中本当に有難う御座いました。
今後とも頑張っていきます!


◆「和解協定書」がむなしく・・・

去年の年末の団体交渉の中では、手塚代表から組合員に対して早々に辞めてもらいたいという旨の発言が飛び出した。

そして直後、会社は「一時帰休通知書」を個別に郵送で送りました。
まったく協議をしていない中、一方的に送ってきました。
まるで解雇されたあの日のやり取りを繰り返しているようだ。
内容は1月日から3月31日までの3ヶ月の自宅待機。
組合の希望する日を引っ込めて、会社の指定する1月5日を復職の日として譲歩し、そして相互に確認しました。
それにも関わらず、その日を一時帰休の開始の日に指定してきました。
もちろん、この様な一方的な「一時帰休」は応じる必要はないし、明らかな「和解協定」違反である。

職場復帰を前提とした「和解」のはずだが、
まさに「舌の根が乾かぬうちに」露骨な敵視態度を表している。

JMIUの数々の争議の中で、この様な対応をとった企業はないそうです。
起こした事の重大さをよく認識し、協定書を改めて読み直し、前文にある労使関係の構築に「努力を惜しまず」追行してほしい。




2012.1.6
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